調   査

路面性状・FWD・地中探査・ブロック塀

 舗装の性能や劣化状況を的確に評価するためには、信頼性の高い調査が不可欠です。
 当社では、路面性状・構造評価・地盤支持力などを対象に、確かな技術と経験で各種調査を実施します。
 調査結果をもとに、補修設計・維持管理の最適化をご支援します。

主な調査内容

路面性状調査

ひび割れ・わだち掘れ等を計測し、劣化状態を評価します。

FWD舗装構造評価

舗装の支持力や構造健全性を評価します。

舗装構成調査

コア採取や開削、及びボアホールカメラにより、既設舗装の構成や劣化の進行を確認します。

地盤調査

路床・路盤の支持力を評価し、補強の必要性を判断します。

地中レーダー探査

舗装の厚さや、埋設管や空洞の有無を非破壊で推定します。

橋梁(RC床板)損傷診断

橋梁のRC床板上の損傷を非破壊で検出します。また、舗装厚を推定し切削厚さを提案します。

ブロック塀診断

既存のブロック塀について、塀の高さ・厚さ・鉄筋の有無、基礎状況を確認し、診断します。

その他調査・測量

測量及び舗装性能調査・試験などにも対応致します。ご相談ください。

路面性状調査

 路面性状の3要素である「ひびわれ・わだち掘れ・平たん性」+IRI(国際ラフネス指数)を計測・収集し、解析を行うシステムです。一般道路や高速道路だけでなく、空港滑走路や港湾施設、工場内道路などの道路以外にも様々な路面の性状調査が行えます。


・ 走行しながら路面性状の3要素とIRIを高精度に同時測定します。

・ 最大100km/hまでの速度で路面性状を計測できます。

・ 計測のための交通規制が不要なので、安全かつ経済的です。

・ 高速道路では約100km/日、その他一般道路では約60km/日の測定が可能です。


FWD舗装構造評価

 FWD(重錘落下式たわみ測定装置)により測定した舗装表面のたわみ量をもとに、舗装体の健全度、路床CBRおよび残存寿命の推定などを行うシステムです。


・ 試掘などの開削を必要とせず、非破壊で測定をすることができます。

・ 1測点あたりの測定時間が3分程度なので、短時間に多数の測定が可能です。

・ 同一路線において多数測定することができ、路線全体が効率的に評価できます。

・ 各層の残存価値を推定できるため、適切な維持修繕工法を選定できます。 

舗装構成調査

 適切な補修や改修を行うためには、まず既設舗装の構成や状態を正確に把握することが重要です。

 当社では、コア採取による舗装断面の確認、開削調査による詳細観察、さらにボアホールカメラを用いた内部の映像記録など、多様な手法で調査を実施します。これらの調査により、各層の厚さや材料特性、ひび割れや剥離などの劣化状況を把握し、原因分析や補修計画の立案に活用します。

地盤調査

道路や構造物の安全性・耐久性を確保するためには、地盤の支持力や性質を把握する必要があります。

舗装や基礎設計に必要なデータを得るため、現地での平板載荷試験やCBR試験を行っています

地中レーダー探査

 電磁波レーダーを用い、非破壊で地中の状況を推定します。主に、埋設管や空洞の探査や、既設舗装の厚さの推定などが可能です。掘削工事をする前の地中状況の確認や、舗装設計の目安として用いられます。コンクリート舗装では、内部の鉄筋など確認することが可能です。

橋梁(RC床板)損傷診断

橋梁のRC床板上の損傷を非破壊で検出します。また、舗装厚を推定し切削厚さを提案します。

ブロック塀診断

 既存のブロック塀が基準に適合しているか、安全性を確保できる状態であるかを診断します。

 ・ブロック塀診断士の資格を有した専門家が専門知識に基づいて、潜在的な危険性を判定します。

 ・診断結果に基づいて、補修や改修、撤去などの提案を行います。

 ・補修・改修・撤去などの工事業者の紹介も可能です。

ブロック塀が倒壊した場合に通行人や危険がおよぶなど二次被害の可能性がある場合は適切な診断を行い、必要に応じ補修や撤去などの検討をすることを推奨します。

その他調査・測量

舗装性能調査や、その他舗装に関する調査・測量・現場試験に対応します。



1. 路面のすべり抵抗測定

 ・BPN試験(振り子式)

  振り子型の測定器で、濡れた路面のすべりにくさ(摩擦力)を確認します。

 ・DFテスター(回転式)

  回転する円盤で走行時の摩擦係数を測定します。


2. 路面のきめ深さ測定(CTメーター)

  路面表面の細かな凹凸(きめ)の深さを測定し、摩擦や排水性の状態を評価します。


3. 路面反発度測定(リバウンドハンマー)

  路面を軽く打撃し、その反発力から舗装の強度を推定します。


4. 現場透水試験

  専用器具を使って、雨水が路面からどの程度浸透するかを測定します。排水性舗装などの性能確認に利用します。


5. IRI測定(平坦性調査)

  道路の縦方向の凹凸を計測し、走行時の快適性を数値化します。

  3mプロフィルメータ、測定車、直線定規などを用います。


6. わだち掘れ量測定

  車輪の通過によってできた溝(わだち)の深さを測ります。

  横断プロフィルメータ、測定車、定規、水糸などの方法があります。


調査の流れ

01

ヒアリング・調査計画立案

課題の把握と、最適な調査内容・スケジュールを策定します。

02

現地調査の実施

専門スタッフによる、

現場での調査作業を行います。

03

データ整理・解析

収集したデータを正確に解析し、評価や傾向を導き出します。

04

報告書作成・技術提案

調査結果をまとめ、改善提案や今後の施策を提示します。

ご検討の方は、お気軽にご相談ください。

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